博士後期課程 学びの環境・支援
博士課程修了レベルの人材が社会で強く求められている今、滋賀大学大学院データサイエンス研究科では、企業・行政からの派遣社会人も積極的に受け入れています。ここでは仕事をしながら学ぶ方へのサポートや、一般入学の学生を対象とした独自の奨学制度を紹介します。
博士後期課程早期修了プログラム
一定の研究業績や能力を有する社会人などを対象に、標準修業年限が3年の博士後期課程を最短1年で修了し、課程博士号を取得するプログラムです。
本プログラムでは、社会人として積み重ねてきた研究実績を基にして、指導教員から論文作成の指導を受けて博士論文を完成させます。
希望者には入学試験合格後に、達成度評価システムに基づく入学時履修審査を行います。
長期履修学生制度
仕事をしながらの学びなど、標準の修業年限で修了することが困難な学生を対象とした制度です。事情に応じて標準の修業年限(3年)を超えて一定の期間(4年、5年または6年)にわたり、計画的に教育課程を履修し、修了することで学位を取得することができます。
長期履修学生として認められた場合、授業料は標準の修業年限である3年間分の総額を、あらかじめ認められた一定の修業年限で除した額にして、それぞれの年に支払います。
博士論文の執筆
D1(1年次)で授業と博士論文の準備をし、D2(2年次)以降は職場等に戻って博士論文を執筆することができます。
奨学金
日本学生支援機構のほか、都道府県の教育委員会、地方公共団体および財団法人等の奨学金を貸与、給付ともに取り扱っているほか、本学独自の独自制度も設けています。
滋賀大学大学院データサイエンス研究科奨学制度
学力が優秀な学生が学業に専念できるよう、本学データサイエンス基金を活用した本研究科独自の奨学制度を設けています。入学年に100万円を、入学試験時の成績優秀者に支給します(派遣社会人学生・有職者を除く)。
滋賀大学データサイエンス博士後期課程学生フェローシップ事業
研究に専念できる環境の提供と処遇の向上、そして修了後の安定的なキャリアパスの確保を目的とした奨学制度で、奨学金などの給付を行います(年額約240万円を予定。一部学生アルバイトとしての支給を予定しています)。申し込み時に、日本学術振興会特別研究員制度への申請をしていること、当該結果が不採択かつ順位がB以上の学生が対象です。