卒業生大学院生

さまざまな企業の派遣学生との交流が、学びをより深いものに。

小西 伶児さん

筑波大学理工学群社会工学類卒業、株式会社マクロミルから社会人派遣でデータサイエンス研究科博士前期課程に入学。2021年3月修了。

私は、新卒で入社して以来約3年間、企業のマーケティング課題の解決を行うリサーチの調査設計・分析に携わってきました。そんな中、統計学や機械学習の基礎理論に関する知識が少ないことで、解決できていない課題があるのではないかと不安を覚え、これらをしっかり理解するとともに新たな手法も学習したいと、入学を希望しました。
この大学院では、座学中心の「理論」と、演習中心の「実践論」がセットで開講されており、方法論に偏ることなく勉強ができます。また企業からの派遣学生が多く、さまざまな業種の方と交流できる機会が多いのも魅力の一つです。中には私が勤める会社のクライアントとなるような企業の方もいらっしゃるので、彼らの働き方や考え方を知ることで、講義で習う方法論を現場でどのように活かせるのかも学ぶことができます。
今後は新たに得た引き出しを活用し、クライアントと同じ方向を向いてデータ分析・意思決定の支援をするとともに、自社の社員にも学んだ内容を発信していきたいと考えています。そしてゆくゆくは「データを正しく読む力」をもっと世の中に広め、より豊かなデータ活用社会を実現する一助を担っていきたいですね。