お知らせ

タイ・スタディツアー研修報告会を実施

 10月6日、タイ・スタディツアー研修報告会を開催しました。本ツアーは9月1日から10日までの10日間、データサイエンス学部生・大学院研究科生から選抜された10名が参加し、教員引率のもと、タイの大学生や企業との国際交流を目的に実施されました。

 報告会では、各訪問先での体験や学びを学生一人ずつが発表しました。泰日工業大学(TNI)やモンクット王工科大学(KMITL)での交流では、専門知識や語学力の高さに刺激を受け、「自分ももっと挑戦しなければ」との声が上がりました。文化交流では「アニメやJ-popを通じた相互理解を実感し、感情豊かな発表姿勢の重要性を学んだ」との感想もありました。

 企業訪問では、NTT DATA (Thailand) Co., Ltd. にて生成AIやLLMの実践事例に触れ、「技術革新と同時に倫理面への配慮の大切さを実感した」と述べ、CPグループでは「無人レジや購買分析など日本より進んだDXに驚かされた」との声が多く聞かれました。また、「挑戦を恐れず新規事業に取り組む姿勢に刺激を受け、自分もそんな環境で働きたいと思った」との感想も寄せられました。

 アユタヤ遺跡での学びでは、仏教文化の違いを通じて異文化理解を深めるとともに、「笑顔や態度で気持ちは通じる」との気づきも得られました。OB会での交流では「泥臭い行動の価値」や「Bad news fast」という言葉に触れ、「損得を超えた同窓ネットワークの力を実感した」と語る学生もいました。

 「データサイエンティストの価値は可視化だけでなく、意思決定に役立つ示唆を導く力にある」「とりあえずやってみようという精神を学び、挑戦する勇気を得た」など、学生たちは多くの学びと成長を報告しました。

 今回のスタディツアーは、国際的な視野を広げ、自己表現や主体性を高める貴重な機会となりました。学生たちは「この経験を人生の糧とし、今後のキャリア形成に活かしていきたい」と語っています。

 最後になりましたが、本ツアーの実施にご支援いただいた滋賀大学経済学部・データサイエンス学部後援会並びに企業の皆様、在タイ本学同窓会・陵水会の皆様に心より御礼申し上げます。

研修報告を発表する学生
研修報告会の様子
竹村彰通学長からの講評