お知らせ

滋賀大学和泉志津恵先生が「第18回 日本統計学会出版賞」授賞式に出席

 滋賀大学データサイエンス学部が編集を担当した書籍『この1冊ですべてわかる データサイエンスの基本』(日本実業出版社)が、一般社団法人 日本統計学会より「第18回 日本統計学会出版賞」を受賞しました。

 この受賞に伴い、2025年9月10日(水)に関西大学第3学舎で開催された授賞式に、本学データサイエンス学部の和泉志津恵教授が出席され、次のようなご挨拶を行いました。

 「このたびは、滋賀大学データサイエンス学部が日本統計学会出版賞を拝受させていただき、心よりお礼を申し上げます。代表者の市川学部長に代わりまして、著者の一人である私よりご挨拶申し上げます。本書は、2022年4月に当時のデータサイエンス学部長であった椎名洋 先生が企画を立ち上げ、椎名先生のリーダーシップのもと学部プロジェクトとして進められました。本書の第1章から第7章では、主に学部3年生以下が取り組んだ「手軽なデータ分析事例」を、第8章から第9章では、企業や自治体との連携活動から生まれた「本格的なデータ分析事例」を、卒業生・修了生・教員が協力して執筆しました。第1章は、学部1年生の課題解決型学習(PBL)演習授業のグループワークの成果物です。和泉が担当したこのクラスでは、滋賀県大津市との連携授業として、大津市役所の見学、大津市役所職員による助言を取り入れ、データ解析結果に基づく提案をしました。このたびの受賞は、データサイエンス学部教員にとって今後の活動に向けた大きな励みとなります。これからも、データサイエンス学部はデータ解析に基づく課題解決に取り組む教育を通して、データサイエンス分野の人材育成を進めてまいります。あらめまして、日本統計学会のみなさま、本日は誠にありがとうございました。」

 本書は、滋賀大学における課題解決型学習(PBL)演習の成果を体系的にまとめたもので、教員と学生が協働して執筆した内容を初心者にもわかりやすく編集しており、統計学の普及・教育に大きく貢献するものとして高く評価されました。

 本学部では、今後もデータサイエンス分野の教育・研究活動を通じて、社会に貢献できる人材の育成に努めてまいります。

賞状
記念品の盾
授賞式の様子(狩野会長、和泉教授)