お知らせ
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総務省統計研究研修所と共催「令和7年度データサイエンスセミナー」を開催
2025年8月29日、本学は総務省統計研究研修所と共催で「令和7年度データサイエンスセミナー」を開催しました。
本セミナーは、統計リテラシー向上を目的とした分野別研修(データ利活用コース)として、国や地方公共団体等の職員を対象に2017年から毎年実施しているもので、今回は全国から約40名がオンラインで参加しました。
セミナーは2部構成で行われました。前半は、滋賀大学データサイエンス学部副学部長・佐藤正昭教授が「データサイエンス時代の基礎的リテラシーについて」をテーマに講義。EBPMや政策評価、国・自治体におけるデータ活用の動向について、これまでの経験や最新事例を交えながら解説しました。さらに、統計を継続的に学ぶための方法として、統計検定や統計的因果推論に関する書籍も紹介しました。
後半は、総務省統計研究研修所客員教授であり、横浜市立大学大学院データサイエンス研究科教授でもある佐藤彰洋教授が「オープンデータを用いたデータ駆動型サービス設計の体験的学習」をテーマに担当。講義とグループワークを組み合わせ、行政サービスにUXデザインの手法を適用する取り組みを体験しました。受講者は、市役所での住民転出入手続きを題材に、オンラインホワイトボードツール「MURAL」を用いて意見を出し合い、ペルソナやジャーニーマップを作成。そこから導き出したユースケース図をもとに、行政サービス改善のための枠組みや方法論を学ぶ機会となりました。


