インタビュー
卒業生大学院生
入学前はプレマスター教育を活用。博士論文の執筆は貴重な経験に。

増井 恵理子さん
京都大学文学部人文学科卒業、データサイエンス研究科博士前期課程2022年3月修了、同博士後期課程2025年3月修了。
私は、大学院に入学する前は大学事務職員として勤務していました。当時、学生に関するさまざまなデータを扱うことが可能であるにも関わらず統計分析の知識がないことにもどかしさを感じ、データサイエンス研究科の博土前期課程に入学しました。文学部出身でしたが大学教養レベルの数学を可能な範囲で自習し、さらに入学前のプレマスター教育を受けることで授業についていくことができました。博士前期課程で学ぶメリットとして、①統計学や機械学習の理論を学び実践することができる、②さまざまなバックグラウンドを持つ教員や学生と交流することで大きく視野を広げることもできる、といった点が挙げられます。
その後は博士後期課程に進学し、性別専攻分離(文系に女性が多く、理系に男性が多い現象)の要因について研究しました。主に社会学分野の計量分析に取り組みましたが、研究では扱う言葉や概念の理論的な背景および文脈にも精通する必要があり、これらも決して簡単ではありません。しかし、自分の研究を博士論文として形にしていく過程は知的な成長を実感できるとともに、大きな達成感を得られる貴重な時間でした。
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