研究成果

2022年2月19日 谷口友哉さんが「コロナ禍における市場金利での企業の倒産リスク評価と考察」でJAFEEにて発表しました

令和4年2月19日(土)、DEMLセンター研究支援者の谷口友哉さんが、コロナ禍における企業の倒産リスクについて考察した結果を、
日本金融・証券計量・工学学会(JAFEE)にて発表しました。 その研究成果の概要を本ページにて紹介します。
詳細については、JAFEE予稿集サイト
(会員限定、http://www.jafee.gr.jp/01rally/Proceedings/2021WinterProc/2021WinterProc.html)をご参照ください。
なお、今後はデータを更新し、分析期間を再度設定して得られた結果を別途公開していきます。

◆研究概要
日本では政府の無金利無担保などの政策により倒産件数が記録的な低水準となっていますが、
金融引き締めの一環として銀行の貸出態度の変化により倒産リスクが急上昇することが懸念されています。
本研究では、低金利状況下ではなく通常の金利発生をとらえるために、企業の財務情報を用いて市場金利を推定しました。
金利上昇による倒産リスクの変化について考察したところ、政策による倒産リスクの低下が示唆されました。
さらに倒産シミュレーションを行い、金利政策によって守られた売上高・従業員の存在を明らかにしました。

研究概要